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猛暑に備えた賃貸住宅の対策

投稿日2024.09.06

窓割れ

9月に入り朝晩は秋の気配を感じますが、日中はまだまだ暑い日が続いています。今年の夏も気温35度以上の猛暑日が多く、専門家によれば来年以降もこの暑さは平常化していくのではないかと言われています。グテーレス国連事務総長の「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が到来した。」という言葉が頭をよぎります。

さて、横須賀G通信をご覧頂いている方の中には、賃貸住宅のオーナーさんもいらっしゃると思います。そこで今回は、オーナーとしてできる猛暑に備えた賃貸住宅の対策についてお伝えします。

窓ガラスの熱割れ対策

【窓ガラスの熱割れ】

窓ガラスの熱割れとは、ガラスが急激な温度変化にさらされた時に生じる亀裂や破損現象をいいます。ガラスは熱伝導率が低いため、急激に温度が変化すると表面と内部で温度差が生じ、一定限度を超えると亀裂や割れが生じます。室外は猛暑、室内はエアコンで涼しくなった状況で窓ガラスに亀裂が入ることが多いです。特に、賃貸住宅は分譲住宅に比べ安価な部材が使用されることが多いため、発生の頻度が高いです。

【対策】
一般的な窓ガラスのほか、防犯対策や火災時の防火対策として用いられるワイヤー入りガラスは、猛暑により内部の温度が上がるため熱割れの可能性が高まります。もし破損した場合は、耐久性の高い強化ガラスへの取替えをお薦めします。その際には、入居者が加入している火災保険で対応が可能な場合もあるので、保険会社に確認してみてください。

エアコンのメンテナンス

【賃貸住宅備え付きエアコンの掃除】

賃貸住宅備え付きエアコンのフィルター掃除など簡易なお手入れは、賃借人が実施することが通常です。そんな中、エアコンクリーニングに関するアンケート調査によれば、「約7割の人がエアコン掃除を実施していない」という耳を疑いたくなる結果が発表されています(「セレクトラ・ジャパン株式会社」調べ)。

【エアコンメンテナンスの重要性】

一般的にエアコンは10年間程度の稼働が見込める製品です。ただし、これは適切なメンテナンスが実施された場合のお話で、お手入れをしない場合その寿命は短くなってしまいます。賃貸住宅の契約期間は2~3年間なので退去時にクリーニングは可能ですが、更新が繰り返された場合にはその機会を逸してしまいます。

そこで、契約が更新された場合、オーナー負担又は賃借人との折半で、エアコンクリーニングを実施してはいかがでしょうか。エアコンのメンテナンスは、本体の寿命を延ばす効果のほか、空調の効きが良くなることで節電にもなり、カビ発生による健康被害を回避できるなど賃借人にとってのメリットも多いです。

今回は賃貸住宅のオーナーさんへの提案ですが、ご自宅の猛暑対策にもご活用頂けると思います。

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