ZEH基準の水準へ

投稿日2025.09.08

「2030年以降新築される住宅について、ZEH(ゼッチ)基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」という政府目標をご存じでしょうか。

今回の横須賀G通信では、ZEHとは何か、ZEH水準住宅のメリット等についてお伝えします。

ZEH・ZEH水準とは

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、家庭で使用するエネルギーと太陽光発電などで創るエネルギーによって、年間の一次エネルギー(石油・天然ガス・原子力など自然から直接採取され、加工されない状態で供給されるエネルギー)消費量の収支がゼロ以下になることを目指した住宅です。住宅がZEHであると認定されるには、以下の4つの要件を満たす必要があります。

 (1)強化外皮基準(外壁・屋根・窓・ドアなどの断熱性能基準)への適合
 (2)一次エネルギー消費量を基準比で20%以上削減すること
 (3)再生可能エネルギー設備(太陽光発電など)を導入すること
 (4)一次エネルギー消費量を創エネと合わせて100%以上削減すること

一方、ZEH水準とは、ZEHの要件を完全には満たしていないが、同程度の性能を持つ住宅に与えられる呼称です。上記(1)~(4)のうち、(1)と(2)の基準を満たす必要があります。

ZEH・ZEH水準住宅のメリット

一つ目のメリットは、室内の快適性があげられます。従来の住宅よりも断熱性が高く、室温が一定に保たれやすくなります。

二つ目のメリットは、断熱性が高いため光熱費を下げることができるという点です。さらに、太陽光発電などの再生可能エネルギー設備の導入によって、さらに光熱費を下げることが期待できます。

三つ目のメリットは、優遇制度を受けることができるという点です。
ZEH水準の住宅では、従来の住宅等に比べて住宅ローン減税の借入限度額が上乗せされています。また、フラット35では「【フラット35】S(ZEH)」という、一定期間金利が引き下げられる商品も登場しています。加えて、国や自治体からは子育て世帯等によるZEH水準の住宅等への補助も行われています。
優遇制度や補助金に関しては、将来的に支給されなくなってしまう可能性もあるため確認が必要です。

まとめ

2025年4月に新築住宅は省エネ基準適合が義務化され、さらに2030年までにはZEH水準への基準引き上げが予定されています。これから住宅の購入を検討されている方にとっては、住宅の省エネ強化は必ず検討が必要な項目となるでしょう。 

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