賃貸住宅の空室解消アイデア

横須賀Ｇ通信をご覧頂いている方の中には、賃貸住宅のオーナーさんもいらっしゃると思います。7月7日配信「国内の転出入の推移について」の当通信でもお伝えしたコロナ後再び始まった都心回帰により、周辺地域では住み替えにより空室が発生しているようです。

築浅の物件や通勤通学に便利な立地であれば、すぐに入居者が決まると思われますが、そうでない物件はなかなか入居者が決まらずヤキモキされている方も多いかと思います。

そこで今回は、賃貸住宅の空室解消アイデアについてお伝えします。

ポータルサイト検索条件の改善

お部屋探しをする人のほとんどは、不動産仲介会社のポータルサイトで検索されると思います。人気の絞り込み条件としては次のものがあります。新築物件の多くが標準装備しているため、これら設備を付加することで競争力強化が期待できます。

・宅配ボックス
・無料インターネット
・ＴＶモニター付きインターホン
・温水洗浄便座
・防犯カメラ
・ガスコンロ（２口以上）
・浴室乾燥機

内見時の第一印象の改善

上記アイデアが功を奏し内見に進んだ後、第一印象を良くする取り組みとして次のものがあります。

【共用部分】

・アプローチ、外廊下、階段などの汚れを高圧洗浄する
・集合ポストの交換
・玄関ドア、エレベータードアの塗り替え
・駐車場や駐輪場の白線引き直し
・人感センサー照明の設置
・植栽の整備、枯草や枯葉の除去

【専有部分】

・スマートロックの導入
・室内物干し設備、姿見鏡、照明設備、ピクチャーレール等の設置
・エアコン、シューズボックス、水栓、ドアノブ等の交換

募集方法の見直し

募集方法として、ホームステージング（室内に家具やインテリアを配置してモデルルーム化する手法）を採用することも有用です。家具やインテリアにはレンタルやダミーもあり、想定する入居者に合わせたものを選択することができます。

募集条件の見直し

市場に合わせて募集条件を見直すことも考えられます。

・一時金（敷金や礼金）の減額
・フリーレントの採用
・募集範囲の拡大（外国人、高齢者、フリーランスなど）

今回紹介したアイデアは、どれも10万円前後で対応できるものです。各物件の状況に応じて単独または組み合わせることで、空室を早めに解消したいものです。

お問い合わせは当ホームページの無料税務相談コーナーからどうぞ。