新年のご挨拶
新年おめでとうございます。
今年もよろしくお引き立ての程お願い申し上げます。
さて、アメリカ経済も何だか曇り空。
それに、イラク問題や北朝鮮の関係も不気味。
1.そんな中で我が国は、不良債権の処理や高速道路を始めとした民営化の問題。それに規制緩和等難問が山積み。小泉さんも大変ですね。
ところで、例の高速道路の七人の侍もご苦労でしたネ。だって委員が自分の意見を素直に主張すると、議員からは、そんな意見では国会が通らないという。なにを言っているんだろうか。それなら最初から委員に意見を求めなければ良いのにと思うのだが。
2.税制改正の目玉として、相続税の税率70%を50%に改正するという。ところで、相続税の課税の仕組みは税率70%を乗じても、一定の控除額があるために実効税率は70%にはならない。
いま、仮に80億円余の(基礎控除後)相続財産があったとしても、相続財産の1/2は配偶者控除としてカットされるために、その残高を子供に分配、その分配額が20億を超えたときに、70%の税率を乗じて一定の控除額を差し引くために、実効税率が70%ということはあり得ない。
ちなみに標準世帯での相続財産80億円余の場合の相続人の納税額は30%弱である。
その税率の70%を50%に減ずるというのだから、これこそありがたい。
3.それも結構だが、金持ちが社会資本の整備のための寄附金とか、福祉事業等への寄附金は、全額を無条件で損金として認めたらもっと社会は明るくなるのではないだろうか。
4.政府は、種々な景気浮揚策を講じてはいるものの、未だにその阻害となる交際費課税に固執している。消費購買力を高めなければ経済成長率は上がらないし、盛り場が盛り上がらないということは誰にも理解されている、と思うのだが一向に全面廃止にはならないし、今度の改正でも支出した交際費の10%(従来は20%)だけは課税するという。どうしてそんなにミミッチイのだろうか。いや、税調のメンツがかかっているんだよ、キット・・・。
でもよそう、考えるのは。
それよりも、次の8の日からは更に充実したFAXニュースを心掛け、皆様方のお役に立つことが先決。今年もよろしくお願い申し上げ、新年のご挨拶と致します。
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