「マンションみらいネット」について
「マンションを買うなら管理を買え」とはマンション購入者から久しく言われた教訓です。しかし、そもそも「管理」とは何か、「管理」がどのようになされているのか一般のマンション購入希望者にとって分かりにくいものでした。そんななか、2011年には築後30年以上を経過したマンションが100万戸を突破する見込みで、特に、中古マンションの管理組合の運営実態や修繕履歴等といった管理状況が注目されています。
そこで、国土交通省指定の(財)マンション管理センターは、マンション管理組合の運営実態や修繕履歴といった管理情報を登録し、居住者やマンション購入希望者等がインターネットを通じてマンション管理情報を閲覧できる「マンションみらいネット」を7月3日より開始しました。
今回のFAX NEWSは、この「マンションみらいネット」についてお伝えします。
「マンションみらいネット」がマンション購入希望者にもたらすメリット
これまで、マンションの管理情報については不動産仲介業者が個々に管理組合や管理会社からヒアリングしていたため、詳細な管理情報がマンション購入希望者にとって把握しにくいものでした。しかし、マンション購入希望者は「マンションみらいネット」に無料でアクセスし(http://www.mirainet.org/)、登録されたマンションの管理情報を閲覧することで、資産価値に影響するマンションの管理組合の運営実態、修繕履歴等を自ら把握できます。このことにより、マンション購入希望者は、価格、間取り、環境等の条件に加え、適切な維持管理によるマンションの品質を前提としたマンション購入に対する客観的な判断ができることになります。
「マンションみらいネット」の閲覧内容
公開サイトは、会員専用サイトと一般専用サイトがあり、マンション購入希望者は一般専用サイトからの閲覧となります。閲覧内容は、大きく分けて以下の通りです。
(1)建物概要(敷地・建物面積等)、(2)管理委託状況(管理者・管理内容等)、(3)管理組合の体制(組合員数・総会運営等)、(4)会計情報(管理費・修繕積立金・駐車場使用料等)、(5)管理規約記載事項、(6)長期修繕計画、(7)修繕履歴、(8)保管書類状況です。
む す び
「マンションみらいネット」への登録は、現在、約300組合ほどです。新築マンションばかりに目が奪われがちですが、築年が経過した中古マンションでも管理状態によって資産価値が維持されているものは多数あります。マンション購入をお考えの方は、是非とも「マンションみらいネット」を活用してみてはいかがでしょう。
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