貸借対照表の表示変更

投稿日2007.03.28

いよいよ平成19年3月期の決算がやってきます。平成18年に会社法が施行されて初めての決算を迎えますが、この会社法により計算関係書類が大幅に変更されています。そこで今回のFAX NEWSは、貸借対照表の科目名と表示箇所の変更内容についてお伝えします。

科目名及び表示箇所の変更

従来の科目 従来の表示箇所 変更科目 変更表示箇所
営業権・連結調整勘定 無形固定資産 のれん 変更なし
子会社株式 投資その他の資産 関係会社株式 変更なし
繰延ヘッジ損益 資産又は負債の部 変更なし 純資産の部
新株予約権 負債の部 変更なし 純資産の部
役員賞与引当金 流動負債の部

親・子会社に対するものは統一して「関係会社××」で表示します。なお、親会社株式については、金額にかかわらず注記が必要になります。
その他に、負債の「引当金の部」の廃止や、「減損損失の表示」などの変更があります。

純資産の部の変更

従      来変   更   後
             資本の部
1 資本金
2 資本剰余金(内訳省略)
3 利益剰余金
  1 利益準備金
  2 別途積立金
  3 当期未処分利益
4 土地再評価差額金
5 株式等評価差額金
6 自己株式
          純資産の部(変更)
1 株主資本(新設)
  1 資本金
  2 資本剰余金(内訳省略)
  3 利益剰余金
   (1) 利益準備金
   (2) その他利益剰余金(新設)
    別途積立金
    繰越利益剰余金(変更)
  4 自己株式(移動)
2 評価・換算差額等(変更)
  1 その他有価証券評価差額金(移動)
  2 繰延ヘッジ損益(新設)
  3 土地再評価差額金(移動)
3 新株予約権(新設)
資本の部合計純資産の部合計

上記以外にも「計算書類関係」が昨年と比べて変更されていますので、ご注意下さい。
詳しくは当税理士法人まで。

お問い合わせは当ホームページの無料税務相談コーナーからどうぞ。

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