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百貨店売上高・坪効率の推移と景気動向

投稿日2013.10.28

「景気はよくなった気がする」とか「景気がよくなった実感がしない・・」など、景気に対する意識は人それぞれです。景気は良くなっているのでしょうか?

景気を判断する指標には、先行指標、一致指標、遅行指標がありますが、一般的に、百貨店売上高は景気の先行きを予測するのに重要な指標とされています。今回のFAX NEWSは「百貨店売上高・坪効率の推移と景気動向」についてお知らせいたします。

百貨店売上高が先行指標として利用される理由

一般的に百貨店は、高額商品である宝飾品や貴金属等を多く取り扱っています。これらの高額商品は生活必需品とは異なり、日常生活を送るうえで手元になくても特に困らないものです。

高額商品を購入するのは、生活に余裕が感じられた時であり、生活が苦しくなってくると購入する人は極端に減少します。そのため、景気に先駆けて敏感に反応する百貨店売上高は、景気の先行きを判断する指標として利用されています。

百貨店売上高・坪効率の推移

下表のとおり2013年(7月~9月)の百貨店売上高は、2011年、2012年(7月~9月)と比較して、全国区では減少していますが、東京地区や全国の百貨店のなかで1位の売上高を誇る伊勢丹(新宿本店)は、増加しています。

一方、坪効率(売場面積あたりの売上高)で比較すると、全国区、東京地区、伊勢丹(新宿本店)すべてにおいて2013年は増加しています。

(単位:百万円)

(1)売上高 2011年
7月~9月
2012年
7月~9月
2013年
7月~9月
全国区 1,463,541 1,429,368 1,433,171
東京地区 351,055 349,392 354,819
伊勢丹(新宿本店) 54,626 53,424 59,318
(2)月坪効率 2011年
7月~9月
2012年
7月~9月
2013年
7月~9月
全国区 245 251 253
東京地区 425 423 447
伊勢丹(新宿本店) 936 916 1,017

【出所:日本百貨店協会プレスリリース売上高に基づき当社集計】

むすび

百貨店売上高の推移は、先行指標として有用な資料です。

但し、売上高は店舗の閉鎖や売場面積の増減により左右され、店舗本来の売上高を表していないといった特徴があります。(1)売上高の推移とともに(2)坪効率にも目を向け、景気の先行きを予測してみてはいかがでしょうか

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