自分の住む場所の地盤を知ろう
本は世界有数の地震国です。大きな地震に対し漠然とした不安を抱える方も多いかと思いますが、だからといって仕事や住まいの場所はおいそれとは変えられません。
だからこそ、自分が住む場所の地盤の危険性の有無をチェックし、日頃の備えをしてみませんか。最近はインターネット上でさまざまな情報が入手できます。
以下に地盤を調べる上で便利なサイトをいくつかご紹介します。
1)地理院地図(電子国土web)
国土地理院の運営する「電子国土web」では、全国の都市圏活断層図や広域災害の記録、過去の空中写真なども確認することが出来ますが、ここでは土地条件図を見てみましょう。
土地条件図とは、地形分類(山地、台地・段丘、低地、水部、人工地形など)についてカラーで示したものです。NHKの番組「ブラタモリ」でよく耳にする、台地や扇状地、自然堤防のほか、後背湿地・旧河道などの軟弱地盤の読み取りにも有効です。
地理院地図を開いて住所を入力すると、その場所の地図が表示されます。マウスホイールで拡大縮小して、地図を見やすい大きさに変更出来ます。左上の「情報」をクリックし、以下同様にクリックし「土地条件図」「数値地図25000(土地条件)」と進むと、色分けされた地図が表示されます。
2)東京都土地履歴マップ
http://tokyo-toshiseibi-ekijoka.jp/chireki/chireki_attention.html
東京都のみですが、明治初期以降の地図を確認することが出来て、おおよその土地の成り立ちがわかります。水田や沼の履歴があれば、そこは地震時に液状化しやすい土地かもしれません。
3)東京の地盤(GIS版)
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/tech/start/03-jyouhou/geo-web/00-index.html
建物等を建てる際には地盤の状態や性質、強度などに関する土質調査を行いますが、その結果は「ボーリング柱状図」(土質柱状図)として示されます。
地層構成や各地層の硬軟、地下水位など、地盤改良の要否、基礎の設計等に必要な地盤に関する様々な情報を得ることができるため、ほとんどの工事でこの調査が行われます。
こちらのサイトでは、東京都が収集した情報を見ることが出来ます。
地図上にびっしりと表示された黄色い点をクリックすると「ボーリング」という小さな窓が開くので、その中の「柱状図」という赤い点をクリックすると、別ページで柱状図が表示されます。
地盤調査の情報を手軽に確認できると、耐震補強や建て替える際の検討で使えそうですね。
ただし、支持層は一定の深さに均一にあるわけでないため、あくまでも参考程度にお使いください。土の中なので、正解は掘らないとわかりません。
同様のサービスは、全国版及び横浜市でもあります。
・全国版(http://www.kunijiban.pwri.go.jp/jp/service.html?pos=)
・横浜市(http://wwwm.city.yokohama.lg.jp/agreement.asp?dtp=3&npg=%2Findex%2Easp)
お問い合わせは当ホームページの無料税務相談コーナーからどうぞ。
(文責-横須賀博)
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