新年のご挨拶（2019年）

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます。

【平成を振り返って】

今年は平成最後の年です。
平成がスタートした30年前（1989年）の税率等は以下の通りでした。

・消費税・・・平成元年4月に3％でスタート
・法人税率・・・40％(現在は23.2％)
・所得税最高税率・・・50％(現在は45％)
・相続税最高税率・・・70％(現在は55％)
・税収・・・54.9兆円(平成30年は59.9兆円)

このように税率だけを現在と比較してみると消費税以外は概ね下がっています（所得税や相続税は累進税率のため単純比較はできません）。

平成元年はバブル崩壊直前だったことを考えると（日経平均最高は平成元年12月29日の38,957円）、現在の方が税収が多いのは不思議な気がしますが、各税の税率が下がった分を消費税増税で補っているということもできます。

【そして平成31年】

税率面では今年は消費税率の10％へのアップが予定されています。
あまり実感は湧きませんが、税収は62.4兆円とバブル期を抜いて過去最高となる予算が組まれています。

また昨年要件が緩和された事業承継税制の個人版も創設される予定です。
日本全体が構造改革を求められる中、税制面も大きく変わります。

このfaxnews（横須賀Ｇ通信）は、平成7年に配信を開始しました。
皆様にタイムリーに最新の税法や会計の情報をお伝えすることを目的にスタートして24年になります。ある意味平成のかなりの時代にわたって情報をお届けしてまいりました。

本年もスタートした当時の目的を忘れずに、職員一同前向きに仕事を進めていく所存でおります。
本年も変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、本年が皆様にとって幸多き年であることを祈念して新年の挨拶といたします。
お問い合わせがありましたら当ホームページの無料税務相談コーナーからどうぞ。

（文責－久保田一成・林達郎）