「次世代住宅エコポイント制度」について
昨年12月21日に国土交通省から次世代住宅エコポイント制度の創設が発表されました。
今回は、当制度についてご紹介いたします。
1.経緯と背景
住宅エコポイント制度は、一定のエコ・省エネ住宅の新築やリフォームに対して、様々な商品等と交換できるもので、今回で3度目の実施となります。
最初は、平成21年12月にリーマンショック後の大幅な景気悪化の内需喚起対策として制度化された「住宅版エコポイント制度」です。
2度目は、平成26年12月に消費税8%の引き上げにより住宅着工戸数が減少したことから、住宅投資の拡大として決定された「省エネ住宅ポイント制度」です。
そして今回は、平成31年10月の消費税10%の引き上げによる住宅購入等の支援として「次世代住宅エコポイント制度」が3つ目として制度化されることになりました。
2.次世代住宅エコポイント制度
今回の制度では、耐震性・バリアフリー性能・家事負担軽減に対応する住宅等の新築及びリフォームの推進が新たに追加されました。主な概要は以下の通りとなります。
(当制度は、今後の国会で予算が成立することが前提となります。)
【概要】
・新築は最大35万円相当、リフォームは最大30万円相当のポイントを付与。
・若者・子育て世帯がリフォームを行う場合等のポイント特例あり。
・消費税率10%が適用される住宅の取得等で、平成32年3月31日までの間に契約の締結等をした場合が対象。
※なお、対象住宅は所有者となる方が自ら居住することを目的に発注・購入・リフォームした場合に限ります。
3.おわりに
次世代住宅エコポイント制度は魅力的ですが、対象住宅や対象期間、対象住宅の性能等の要件を満たす必要があるので、ご注意下さい。
次世代住宅エコポイント制度の詳細は、国土交通省のHPをご覧下さい。
(URL http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000837.html)
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