地方税電子納付方法の多様化
法人が行う地方税の納付手続きは、これまでも一部で電子での手続きが可能でしたが、金融機関の窓口で納付書による納付がメインとなっており、納付事務に多くの手間が必要でした。
しかし、令和元年10月よりすべての地方公共団体の電子納付が可能となりました。
今回は新しくスタートした地方税の電子納付制度の内容についてお伝えいたします。
地方税共通納税システムのスタート
地方税共通納税システムは、パソコンやATMから全国の地方公共団体へ電子納付ができる サービスで、これにより、複数の地方公共団体へ一括して納付することが可能になりました。
利用可能税目 | 法人都道府県民税、法人事業税、地方法人特別税、法人市町村民税、 事業所税、個人住民税(特別徴収分、退職所得分)。 |
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利用可能時間 | 土日祝日、年末年始を除く8時30分から24時まで。 (金融機関の運用時間によって、電子納付の可能時間は異なります)。 |
取扱い金融機関 | 各銀行、信用金庫、信用組合など、ほとんどの金融機関。 |
手数料 | 無料 |
具体的な納付方法
一部の地方公共団体で導入されていたオンライン納付(ATMやインターネットバンキングによる納付)に加え、ダイレクト納付の方法が導入されました。
ダイレクト納付 (新規導入) | 利用者が事前に登録した金融機関口座から、支払い金額を引き落とし、納付する方法。 ・即時納付か期日を指定して納付かを選択可能。 ・税理士が電子申告時に設定することにより手間や納付漏れを防止。 |
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オンライン納付 (すべての地方公共団体で導入) | 金融機関が提供しているインターネットバンキングやペイジーマークのついたATMに直接、納付情報を入力して納付する方法。 ・金融機関ごとの利用時間内であれば早朝や深夜の納付も可能。 |
将来的には賦課税目の追加やクレジットカード納付等への対応を検討するなどしているようですが、まずは、すべての地方公共団体で電子納付の環境が整ったことにより、銀行の窓口へ行く必要がなくなりより便利になります。
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