ウッドショックはいつまで続くのか
ウッドショックとは、住宅の建築に必要な木材の供給不足による木材価格の高騰をいい、住宅価格の高騰や工期の延期が問題となっています。ウッドショックは、2021年頃から起きましたが、現在でもその影響を受けています。
今回は、これから住宅を購入する際に知っておきたい点をお伝えします。
原因
ウッドショックが起きた原因はいくつかありますが、その主なものは日本の建設業者が木材を輸入に依存している点に加え、アメリカのロックダウン解除後の住宅需要の増加やコロナ禍の世界的なコンテナ不足等が挙げられます。
また、最近では急激な円安により木材の輸入価格は上昇基調にあります。
住宅価格の影響
以下のグラフは、国土交通省が発表した建設工事費デフレーター(木造住宅)と不動産価格指数(戸建住宅)の推移を表したものです(弊社加工)。
木材価格が急上昇した2021年3月から最新時点である2022年2月にかけて、デフレーターは約9.6%、不動産価格指数は約9.0%上昇しています。
木材価格の高騰は、住宅価格に転嫁せざるを得ない状況になっているようです。
住宅の購入をご希望の場合
ウッドショックがいつまで続くのか見通しが立たないのが現状です。すでに完成している建売住宅はウッドショックの影響を受けることはありませんが、これから注文住宅の購入を検討する場合は、定期的に木材の価格動向をチェックすることやハウスメーカーに使用資材について相談すること等が必要だと思われます。
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