会社法の規定
さて、会社を作ることが決まったら、次に会社法の規定を確認しておきます。
1.会社法の規定
最低資本金制度の撤廃により、資本金1円でも設立可能です。
有限会社の設立はできません。
類似商号規制はないので、会社の名称が決め易くなりました。
株券は不発行が原則です。
株式譲渡制限会社は、取締役1名のみで設立できます。(監査役は不要)
株式譲渡制限会社は、取締役や監査役の任期を最長10年とすることもできます。
現物出資の制限が緩和されました。
会計参与制度が導入されました。
など、事業内容や規模に応じた会社を設立することが可能です。
(注)株式譲渡制限会社とは、定款に「株式の譲渡について取締役会等の承認を要する」旨の規定を設けている株式会社をいいます。
2.会社の機関設計
柔軟性のある機関設計を行えるようになっています。
以下は、一般的な会社の機関設計のモデルを記載してみました。
区 分 | A 社 | B 社 | C 社 |
株式の譲渡制限 | 譲渡制限の規定あり | 譲渡制限の規定あり | 譲渡制限の規定なし |
株主総会 | 設置 | 設置 | 設置 |
取締役会※ | 非設置 | 設置 | 設置 |
取締役 | 1名以上 | 3名以上 | 3名以上 |
取締役の任期 | 10年 | 2年 | 2年 |
監査役 | 非設置 | 設置 | 設置 |
監査役の任期 | ー | 4年 | 4年 |
※取締役会を設置する場合は、監査役を設置しなければなりません。
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