企業組織再編の方法と事例

事業部門の分離（分社型分割）

会社ＡのＹ事業部門を新会社Ｂに移転し、新会社Ｂは会社Ａに株式を割り当てます。

企業グループの100％子会社化（三角合併）

子会社Ｂ社はＣ社を吸収合併し、乙株主に親会社Ａ社株式を交付します。

債務超過会社の整理（合併）

含み益のある子会社を吸収合併し、債務超過を解消します。

不動産部門の整理（分社型分割）

親会社Ａは、含み損を抱える不動産部門を切り放し、新会社Ｂの整理を行います。

持株会社と事業会社に分離（分社型分割）

会社Ａは、Ｘ事業部門を新子会社Ｂに、Ｙ事業部門を新子会社Ｃに移転し持株会社となります。

持株会社の設立（株式移転）

甲及び乙は、その保有するＡ社及びＢ社株式を新持株会社Ｃに拠出し、そのかわりにＣ社から株式の割当を受けます。

持株会社を活用した組織再編（分社型分割と株式交換）

親会社は、会社分割により新子会社Ｄに事業部門を移転し、持株会社となります。
持株会社Ａは、甲株主の子会社Ｂ株式と自社株式（増資）で株式交換します。

事業承継対策（分社型分割）

兄弟共有会社から兄単独会社と弟単独会社へ分離します。

スピンオフ（分割型分割）

支配株主がいない一の法人が分割により新たな法人を新設します（平成29年4月1日以後適用）。

スクイーズアウト（株式交換）

完全子法人化するために少数株主から株式を取得します（平成29年10月1日以後適用）。