住宅販売の競争
住宅販売の競争
今、開催中のオリンピック競技を見ても、過去の世界新記録が次々と塗り変えられ、技術レベルもどんどん向上しています。
人間の身体が数年で進化したとは思えず、おそらくは各選手たちが、先人の成功・失敗の経験を生かし、最新の研究成果も取り入れることで、記録や技術レベルを向上させているのでしょう。
住宅販売・リフォーム業界でも、先人の知恵や最新の技術を取り入れ、快適性の向上・環境性能の向上に努めています。
そこで、今回のFAX NEWS では、最新設備の導入例とその効果について紹介します。
性能向上の具体例 | 導入の効果 |
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太陽光発電 ・蓄電池併用 | (1)昼間の電力使用削減に効果が大。 (2)売電収入も得られる。 (3)外観上先進的で販促に効果あり。 (4)屋根の断熱に寄与。 (5)蓄電池を併用することで非常用電源として活用可能。 (6)原子力・化石燃料0%の電源確保。 |
EV充電器 | 今後の電気自動車(EV)の普及が見込まれる中、10年先を考えると、駐車場付き建物であれば、EV充電器は必要設備となる可能性が高い。 |
断熱性の向上 | 壁面や屋根材の断熱性が向上。また、ガスバーナーで熱しても裏側が熱くならない塗料も出ており、中古住宅でも塗装により断熱でき、空調効率も向上。 これらの普及により、殆ど利用できなかった屋根裏も快適な空間として利用可能。 |
防汚性能(壁・窓) | 光触媒等の効果で、太陽光に当たると汚れが分解されて落ちるもの、あるいは火力・ひび割れにも強く、かつ色あせにも強い建材の普及。 |
自然光・自然風の 有効活用 | 屋根に開口部を設け、建物全体の気流を設計段階から考えるケースが多い。 家全体の加湿・除湿・換気・脱臭・防塵を省エネしながら集中コントロール。 この外、リモコン操作で天窓を開閉、雨天時には自動閉鎖するセンサー機能等。 |
調湿性能 脱臭性能 | 珪藻土等の吸放湿性能を活用して湿度をコントロール。 結露防止と共に、ダニ・カビの発生を抑え、さらに消臭効果もある建材の多用。標準搭載のところもある。 |
LED照明 | (1)省エネ性能が極めて高い。 (2)寿命が長く、電球交換が殆ど発生しない。 (3)昆虫類を誘引しないので、虫の家内への侵入を緩和できる。 |
システムキッチン のグレード向上 | (1)蛇口を伸縮性のシャワーヘッド、浄水器付とするなど高機能化。 (2)シンクを人造大理石等とし、カビ等が生える隙間をつくらず清掃を簡単に。 (3)ディスポーザーや、食洗器の充実。 (4)棚類への安全装置の設置で地震時の安全性向上。 |
まとめ
これらの設備は数年前までは最新設備・贅沢品と考えられていました。
しかし、昨今の住宅メーカーの競争は激しく、今やこれらを標準搭載しなければ市場でやっていけないのでは、と言われるほど必須設備に近いものとなりつつあります。
住宅販売の競争は、オリンピック並みに熾烈かもしれませんね。
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(文責-横須賀博・林達郎)
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