令和4年分所得税確定申告の変更点

投稿日2023.02.28

会計・税務

令和4年分の所得税確定申告期間が始まっています。大きな改正項目はありませんでしたが、昨年までのコロナウィルス感染症対策としていた申告期限の延長制度がなくなり、申告期限に注意が必要です。

今回は、確定申告に関する主な変更点と受付期間などを中心にお伝えします。

令和４年分確定申告の主な変更点

確定申告書の様式が統一	今まで確定申告書ＡとＢの２種類がありましたが、区分がなくなり新しい申告書に一本化されました。修正申告で必要だった第五表も廃止されました。
公金受取口座の利用や登録が可能	公金受取口座を利用欄に〇を記載するだけでマイナポータルで登録した口座に還付金が振り込まれたり、公金受取口座の登録ができるようになりました。※マイナポイント付与を希望の場合は最新の情報をご確認ください。
住所変更に関する届出書が不要	転居等により納税地が変わった際に必要だった異動届出書の提出が不要になりました（令和5年1月1日から）。確定申告書の第一表で「振替継続希望」に〇をすれば振替納税を継続することができます。
スマホアプリ納付が開始	30万円以下の納付に「スマートフォン決済専用サイト」からスマホアプリ納付を利用し納付する方法が選択できるようになりました（既報YF-00983）。

令和4年分の確定申告書の受付期間等は以下のとおりです。