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建物状況調査(インスペクション)の活用について

投稿日2020.09.08

近年、中古住宅を事業者が買取り、リノベーション等を行った上で再度販売する中古住宅買取再販市場が拡大しつつあります。新築至上主義の日本ですが、安価な価格で住宅を購入できる点が、最近になり注目を集めています。

そこで今回は、中古住宅の購入の際に知っておくと良い「建物状況調査(インスペクション)の活用」についてご紹介致します。

概要

建物状況調査とは、居住用の中古住宅(戸建住宅・アパートやマンション等の共同住宅※)を対象に国が定めた講習を修了した建築士が、建物の構造耐力上主要な部分(基礎・外壁等)や建物の劣化・不具合の状況を把握するための調査です。

当調査は義務ではありませんが、一般的に中古住宅の契約前や契約後のタイミングで行われます。

また、費用について戸建住宅は、50,000円~85,000円、マンションは45,000円~55,000円が相場です。※店舗併用住宅の場合は、住宅部分のみ含まれます。

調査実施の目的

当調査は主に以下のような目的で実施されています。

【売主】
・中古物件の状態を把握して、買主に現状の建物情報を提供するため。
・売った後の建物不具合によるトラブルを未然に防ぐため。

【買主】
・専門家に調査してもらい、安心して中古住宅を購入するため。  
・欠陥住宅を購入するリスクを減らすため。  
・建物のメンテナンス費用の資金計画を立てるため。

まとめ

建物状況調査は、一般的に買主からの申し入れの場合は、売主に承諾の上、買主負担で行うことができます。
しかし、売り物件が調査済であっても、国の最低基準を満たし、調査項目が不足している等の簡易的な調査をしていることもあります。

このような場合は、買主自身で業者に依頼し、詳細な調査を行うと良いでしょう。
また、買主からの調査の申し入れを、売主が拒否する場合があります。費用負担の他に、不具合が見つかると売れなくなる等という理由が考えられます。

このような場合は、無理に物件の購入をしないという選択もあります。
以上から、買主は慎重かつ冷静な判断ができるよう当調査を活用すると良いでしょう。

さらに詳しくお知りになりたい方は国土交通省のホームページを参考ください。      

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